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メールアカウントの作成(登録)手順書

ブロ友の皆さんの中にはハンドルネームを持ち、メールアドレスを複数持ち、パソコンを何台も操る方が多いと思っています。また、ご夫婦でパソコンライフを楽しんでおられる方も多いようです。メールアカウントの作成(登録)方法をマスターすれば、応用範囲が広まるでしょう。皆様のリクエストもあり、メールアカウントの概要と手順書を作りました。
2つ目のメールアドレスを取得したい、夫婦でメールを楽しみたい、本名とハンドルネームを使い分けたい・・・など、など、本投稿をじっくり読んでメールを便利にお使いください。


Outlook Express(XP)、Windows メール(Vista)、Windows Live メール(セブン)等のメールソフト(メーラー)を使って、メールを送受信するには、まず、「メールアカウント」の作成が必要です。メールアカウントには、いわゆるアドレス・名前・本人確認用IDとパスワード、メール集配サーバーのアドレスが含まれております。これらの情報はインターネット接続プロバイダから送られてくる「登録内容通知書」に記載されております。
ヤフーメールやGメール等のWebメールとは異なりますので、ご注意ください。

【用意するもの】
(1)登録内容通知書(インターネット接続プロバイダ発行)
下記の項目が書かれた書類です。
(コミュファの例です。(アドレス等は架空です))
① [メールアドレス]:otasukeman@tg.commufa.jp
( 住所・氏名に相当するもの)
② [メールアカウント(POP ID)]:otasukeman 
(メールを受信するときの本人確認用ID)
③ [メールパスワード(初期)]:kdtuw5sv    
(本人確認用パスワード(変更可能です。最新のものが必要です))
④ [メールサーバー・POP3]:pop.tg.commufa.jp  
(メール集配サーバー(受信メールサーバー)の住所)
⑤ [メールサーバー・SMTP]:smtp.tg.commufa.jp
(メール集配サーバー(送信メールサーバー)の住所)

(2)インターネットに接続が出来るパソコン

【新規メールアカウントを作成する】
Outlook Expressにて説明します。他のメールソフトも入力項目と入力要領は基本的には同じです。画面の指示に従い入力を進めてください。
①メールソフトを起動する。

②メニューバーの[ツール]-[アカウント]をクリックします。

③[インターネットアカウント]の画面が表示されます。
右側の[追加]をクリックし、出てきたリストの[メール]をクリックします。

④[インターネット接続ウイザード]の画面が出ますので順次入力します。
[表示名]には自分の実名やハンドルネームなどを入力します。ここで入力した名前が、送信先の[送信者]または[差出人]欄に表示されます。漢字、ひらがな、カタカナ、半角/全角の英数字何でも入力できますが、記号は避けた方が無難です。

⑤次に[電子メールアドレス]に登録内容通知書のメールアドレスを入力します。
半角英数で入力してください。

⑥次に、受信メールサーバーと送信メールサーバーを設定します。
登録内容通知書の情報を半角英数で入力してください。

⑦次に[アカウント名][パスワード]に登録内容通知書のメールアカウントとパスワードを半角英数で入力します。
アカウント名にメールアドレスの先頭の部分が入力されていますが、登録内容通知書と違うときはそれを消して、通知書のメールアカウントを入力してください。
[パスワードを保存する]のチェックを外すと、メールを受信するたびにパスワードの入力を要求されます。ご自分がいつも使う場合はチェックは外さないでください。

⑧インターネット接続プロバイダから「セキュリティで保護されたパスワード認証(SPA)を使用する」旨の記述があればここをチェックしてください。

⑨次へ進むと設定完了です。[完了]をクリックします。

⑩[インターネットアカウント]の画面に今作成したメールアカウントが表示されます。

⑪メールアカウントが複数登録されているときは、メインで使うアカウントをクリックして選択し、[既定に設定]をクリックしてください。送信のとき、何もしなければ、既定に設定したメールアカウントで送信されます。既定に設定されていない、メールアカウントで送信するときは、[送信]をクリックする前に[差出人]の選択をしてください。

⑫次に設定の確認です。(インターネットアカウントの画面のままで)

⑬今作成したメールアカウントをクリックし選択します。

⑭右側の[プロパティ]をクリックします。

⑮アカウントのプロパティ画面が表示されます。全般タブのメールアカウントの名前はアカウントリストに表示されますので、ご自分が判りやすいように変更してください。例えばブログのアカウントであれば[ブログ用]などと名前をつけると判りやすいでしょう。
ユーザー情報の名前欄が表示名で入力したものです。送信先の[送信者]または[差出人]欄に表示されます。登録後の変更はここで書き換えることができます。
電子メールアドレスも確認してください。

⑯次にサーバータブを開きます。サーバー情報を確認してください。

⑰次に詳細設定タブを開きます。
[送信メールのポート番号]には25が入っていますが、プロバイダーによっては587番ポート宛に送るよう要求しているところがあります。その場合は、25を削除し半角英数で587と入力してください。(587は認証機能付きです)
587に変更したときはサーバータブに戻り「送信メールサーバー[このサーバーは認証が必要]にチェックを入れてください。

⑱その他の項目は特に指定がなければ、そのままにしてください。

⑲変更したときは[適用]と[OK]をクリックしてで終了です。

⑳最後にインターネットアカウントの[閉じる]をクリックして終了です。

(3)テストメールの送受信
作成したメールアドレス宛にメールを作成し送信してみてください。
正しく登録されていれば、そのメールを受信できます。
受信メールの送信者欄の表示が自分の意図したものかどうか受信者の目線でチェックしてください。違和感を感じたら、プロパティ画面の全般タブにあるユーザー情報の名前欄を書き換えてください。何回でも変えることが出来ます。

【Submissionポート(サブミッションポート)について】
メール送信でエラーになって困ったことがありませんか?
Submissionポートとは、ユーザーのメールソフト(Outlook Express、Windowsメール等)からメールサーバーにメールを届けるときに使う送信専用のあて先ポートのことです。迷惑メール対策の一環として、プロバイダでの採用が進んでいます。
メールサーバーに送るとき、認証機能付きの587番ポートあてに送ることです。
メールアカウントの設定では既定値が25番ポートになっていますので、これを587番ポートに変更する必要があります。
25番ポートはプロバイダーのメールサーバーを経由せず直接ユーザーのパソコンからインターネットに出て行きますので迷惑メールのチェックはできません。そこで認証機能付きの587番ポートに変えることでこれを遮断するのです。ご自分のメールのサーバーがプロバイダのサーバーであれば、25番ポートのままでも送信できますが、他のプロバイダのメールの場合は送信することが出来ません。
メールサーバーが違う複数のメールアカウントをお持ちの方は587番ポートに変更しなければ送信できないことになります。

【設定作業手順]
①メールソフトを起動する。

②メニューバーの[ツール]-[アカウント]をクリックします。

③[インターネットアカウント]の画面が表示されます。

④[メール]タブをクリックし、変更するアカウントをクリックし選択します。

⑤右側の[プロパティ]をクリックします。

⑥[詳細設定]タブを開き、送信メールのポート番号を25から587に書き換えます。

⑦[サーバー]タブを開き、送信メールサーバーで[このサーバーは認証が必要]にチェックを入れます。



【メールアカウントの設定のいろいろ】

基本的なことですが、メールアカウントの設定は自由にできます。色々な組み合わせが可能です。そして設定したメールアカウントはそれぞれ独立して送受信を行ないます。
このことを理解しておけば、色々な使い方が考えられます。

例えば、1台のパソコンで夫婦でメールを楽しみたいという方。

モデル1 メールアドレスを2つ取得し、独立してメールを楽しく方法

方法1 ユーザーアカウントを2つ設定して、最初のデスクトップの画面から分ける。
方法2 ユーザーアカウントとメールソフトを共有するが、メールのユーザー分けをする。

モデル2 メールアドレスは1つしか無いが、発信はそれぞれの名前で発信したい。

メールアカウントを名前(表示名)のみ変えてそれぞれが設定する。ただし、発信は独立してできるが、受信は1つのアドレスなので、両方に同じメッセージが届くことになります。ただし、後述の[サーバーにメッセージのコピーを置く]にチェックを入れてなければ、片方が受信するとサーバーにはメッセージが残っていませんので、後からメールを起動した方は受信できません。両方ともチェックを入れておく必要があります。

例えば2:複数のパソコンで同じメールを受信したい方。
方法1複数のパソコンにそれぞれ同じメールアカウントを設定し、受信サーバーにコピーを残すように設定する

【設定作業手順】
①複数のパソコンに同じメールアカウントを設定する。
発信もできますので、表示名(名前)は変えてください。

②メニューバーの[ツール]-[アカウント]をクリックします。

③[インターネットアカウント]の画面が表示されます。

④[メール]タブをクリックし、変更するアカウントをクリックし選択します。

⑤右側の[プロパティ]をクリックします。

⑥[詳細設定]タブを開き、配信の[サーバーにメッセージのコピーを置く]にテェックを入れます。さらにそのコピーを削除する方法を指定します。
[サーバーから削除する]にチェックをし、コピーを残す日数を指定するのがよいでしょう。ここにチェックが入っていると、まだ受信していないパソコンがあれば、日数以内であれば、同じメッセージを受信することが出来るのです。
すべてのパソコンに同じメッセージを受信したければ、すべてのパソコンに[サーバーにメッセージのコピーを置く]にテェックを入れます。
メインのパソコンで受信したら、他のパソコンでは受信しなくて良いのであれば、メインのパソコンにはチェックを入れなければ良いでしょう。メインのパソコンで受信したら、サーバーにはコピーが残らないので、それ以降に起動したパソコンには同じメッセージは配信されません。

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by pc-otasukeman2 | 2010-08-20 15:29

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